
【ポンド円の特徴】
「ロンドンフィックスの時間帯で値動きの頻度や値幅が増加。期末はポンド買いが出易い」
「ユーロ圏の影響を受け易く、ユーロと類似した値動きになり易い」
「リスクオンで買われる傾向が強い」
「日本時間はドル円に連れた動きとなり易い」
「欧州勢本格参入後から大きく動き出す」
「ボラティリティが非常に大きい」
「BOEの政策金利は多数決で決定。前回と比較した利上げ・据え置き・利下げの投票数の変化にレートが敏感に反応」
「日銀が大幅利上げを行う可能性は非常に低い」
「ドル円とポンドドルのチャートの方向が同じになったら急激に動く」
【ドルの買い材料】
「FRBの利上げ」
「FRBがタカ派姿勢」
「米国債利回り上昇」
「アメリカの経済指標が改善」
【ポンドの買い材料】
「BOEの利上げ」
「BOEがタカ派姿勢」
「ブレント原油価格上昇」
「リスクオン」
「イギリスの経済指標が改善」
【円の買い材料】
「リスクオフ」
「資源価格下落」
「日銀利上げ」
「日銀がタカ派」
「株価下落」
「国債利回りの下落(特に米国債利回りの下落)」
【ボラティリティが非常に大きい】
ポンドは実需よりも投機目的で取引される事が多く、短期間で一方向へ大きく動かして売買差益を狙うという目的の取引ですので、長期投資の様なローレバレッジや分散してポジションを持つのとは異なり、ハイレバレッジで集中的に仕掛けるというやり方である為、急激な値動きとなります。
特にポンド円はポンドドルやユーロポンドといった他のポンドを含むメジャーな通貨ペアよりその傾向が強くなります。その理由は以下の2つです。
【リスクオンとリスクオフの落差が激しい】
ポンドがリスクオンでは強いがリスクオフには弱く、逆に円はリスクオンでは弱いがリスクオフには強いという点が明確である為、リスクオンとリスクオフの落差が激しく、リスクオンからリスクオフへ移行する際に急激なポジションの変動が発生するが故にポンド円は急変動します。リスクオフからリスクオンへ移行する際も同様です。
ドルはこの際のポジションの変動が小さめです。リスクオンとリスクオフの両方に強いからです。ユーロポンドも小さめです。ユーロとポンドはリスクオンとリスクオフの時にどちらも同じ方向へ動くからです。
【流動性が低い】
ドルは基軸通貨であり、ドルを含む通貨ペアは流動性が高くなります。ポンドドルも例外ではありません。
ユーロポンドはドルを含まない通貨ペアの中では取引量1位です。それに加えてユーロとポンドは連動性が高く、どちらもリスクオンでは強いがリスクオフには弱いという点が明白であり、急激なポジションの変動が起き難い通貨ペアです。
しかしポンド円は直接取引される事は稀であり、流動性は高くありません。
流動性が低い(取引量が少ない)という事は、上がった所で売ろうと待ち構えている注文(又は下がった所で買おうと待ち構えている注文)が少ない為、反対売買によるレート変動の勢いを止める力が弱いという事です。
例えば流動性が高い通貨ペアの場合は
「100万通貨売り注文を出してレートが下落。
下がった所で80万通貨買い注文が入り上昇。
実質20万通貨分の下落。」
といった感じになるのに対して流動性が低い通貨ペアの場合は
「100万通貨売り注文を出してレートが下落。
下がった所で20万通貨買い注文が入り上昇。
実質80万通貨分の下落。」
といった感じになります。
つまり小規模の注文であってもレートが急変動し易く、大規模の注文であれば更に強烈に急変動し易いという事です。
【ボラティリティが大きくなる条件】
【リスクオン・リスクオフ】
ポンドはリスクオンに強く、リスクオフに弱い。逆に円はリスクオンに弱く、リスクオフに強い。つまりポンド円はリスクオン相場ではポンド買い・円売りが鮮明になって大幅上昇、リスクオフ相場ではポンド売り・買いが鮮明になって大幅下落となります。リスクオンからリスクオフへ移行する際に急激なポジションの変動が発生するが故にポンド円は急変動します。リスクオフからリスクオンへ移行する際も同様です。
経済指標や金融政策も重要ですが、その他の特に留意すべき点としてはイギリスサイドからの情報では財政悪化懸念とそれに関連した政局不安です。日本サイドからの情報としては日銀の国債買い入れに関する情報(国債買い入れを行うと円安へ動きます)、首相の財政政策への言及(積極財政の促進など。財源が問題視されて円売り)です。
【欧州時間以降の時間帯】
欧州時間はポンドに関する情報が出易い時間帯であり、欧州のトレーダーが本格参入する時間帯でもあります。
欧米のトレーダーは順張りを積極的に行う傾向が強く、値動きの頻度・値幅の大きさ・トレンドの継続のし易さの全てが上がります。投機目的が多いポンド円はこの傾向が特に強いと言えます。
【ロンドンフィックスの時間帯】
【ポンド円の時間帯に応じたトレード方針】
【東京時間(9:00~15:00)】
ポンド特有の情報が出る事は稀であり、ポンド円は主に円の材料でのドル円の動きに類似した動きとなりがちですが、前営業日のアメリカ時間でドルの大きな材料が出た時は、その余波でドル円以外でもドルの取引量が多めとなりポンドドルに大きめの値幅を伴うトレンドが出ている時があります。その場合はドル円とポンドドルのチャートの方向が同じになったらポンド円は急激に動きます。順張りでエントリーすると短時間で大きな利益を獲得出来るチャンスです。
ポンドドルにあまり動きが見られない時のポンド円はドル円の動きに追随した動きとなります。東京時間のドル円はレンジ相場が多く、ポンド円もレンジ相場前提でのトレードとなりますが、次の時間帯の欧州時間でポンドの強いトレンドが出る可能性を見越して、売り買い両方でのエントリーを狙うのではなく、ポンドドルの上位足のトレンドの方向と同じ方向でエントリーするのがお勧めです。
【欧州時間(夏時間15:00~21:00、冬時間16:00~22:00)】
円主導からユーロやポンド主導での値動きへと変化し、主にポンドドルのチャートを見ながらユーロの影響も考慮して考えていく事となります。
ユーロとポンドは両方ともリスクオンに強く、逆に円はリスクオンに弱いので、現在の地合いがリスクオンとリスクオフのどちらなのかを把握する事が重要です。
ユーロは地政学リスクとエネルギー価格高騰に敏感に反応して売られ、ポンドはイギリスの財政赤字悪化懸念や政局不安に敏感に反応して売られる傾向があります。逆に言えばそれらが改善に向かう情報が出ると買われます。これらに関連した情報に加えてイギリス及びユーロ圏の経済指標にも注目しましょう。
ポンド円は方向性が決まると強烈に一方向へ動く事が多く、その傾向が最も現れ易いのが欧州時間です。逆張りは避けて明確な方向性が出るまで待ってから順張りでエントリーする事をお勧めします。
【アメリカ時間(夏時間21:00~06:00、冬時間22:00~07:00)】
【アメリカ時間(夏時間21:00~06:00、冬時間22:00~07:00)】
アメリカの経済指標や要人発言によりドルの動きが活発化します。ドル円の動きに追随するかポンドドルの動きに追随するかの見極めが重要となります。どちらの場合でも逆張りは控えて順張り推奨です。
リスクオン・リスクオフの把握が重要である事に加えてドル主導の傾向が特に強くなるアメリカ時間に於いては全面ドル高(又は全面ドル安)の動きへの対処も必要です。通貨強弱チャートを見ると分かり易くてお勧めです。ドルインデックス・ポンドインデックス・円インデックスも参考になります。
「ドルの大きな取引材料が出ておりドル主導の傾向が強ければ」
リスクオンだとドル円はドル買い・円売りで上昇。ポンドドルはドルとポンドの両方が買われるが、ドル主導なのでドル買いが勝りポンドドルやや下落。つまりリスクオンではドル円の動きに追随してポンド円が上昇するが、ドル円よりは上昇幅小さめ。
リスクオフだとドル円はドルと円の両方が買われるが、ドル主導なのでドル買いが勝りドル円やや上昇。ポンドドルはドル買い・ポンド売りで下落。つまりリスクオフではポンドドルの動きに追随してポンド円が下落するが、ポンドドルよりは下落幅小さめ。
「ドルの取引材料が乏しくドル主導の傾向が弱ければ」
リスクオンだとドル円はドル買い・円売りで上昇。ポンドドルはドルとポンドの両方が買われるが、よりリスクオンに強いポンド買いが勝りやや上昇。つまりリスクオンではドル円とポンドドルの両方の上昇の恩恵を受けてポンド円大幅上昇。
リスクオフだとドル円はドルと円の両方が買われてあまり動かず。ポンドドルはドル買い・ポンド売りで下落。つまりリスクオフではポンドドルの動きに追随してポンド円下落。下落幅はポンドドルと同程度。
リスクオンとリスクオフのどちらとも言い難い場合は全面ドル高・全面ドル安のどちらの場合でもポンド円は円売りによる上昇とポンド売りによる下落(又は円買いによる下落とポンド買いによる上昇)の板挟みであまり動きません。
【重要度が特に高い経済指標】
【アメリカの経済指標】
【アメリカの経済指標】
「米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後政策金利発表」
「FOMC声明」
「FRB議長定例記者会見」
「個人消費支出(PCEデフレーター)」
「非農業部門雇用者数変化」
「失業率 」
【イギリスの経済指標】
「英中央銀行(BOE)金利発表 」
「英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨 」
「国内総生産(GDP)」
「失業率」
「貿易収支 」
「英政府総債務残高(対GDP比)」
【日本の経済指標】
「日銀政策金利発表」
「日銀総裁定例記者会見」

0 件のコメント:
コメントを投稿