ユーロドルのFX戦略
【ユーロドルの特徴】
「スプレッドが狭い」
「値動きの頻度が非常に多い」
「テクニカル分析が最も機能し易い」
「トレンドが継続し易い」
「欧州勢参入後から本格的に動く」
「地政学リスクで売られ易い」
「エネルギー資源の価格と逆相関」
「ドルの上昇要因がユーロの下落要因となり易い。逆も然り」
【ドルの買い材料】
「FRBの利上げ」
「FRBがタカ派姿勢」
「米国債利回り上昇」
「アメリカの経済指標が改善」
【ユーロの買い材料】
「ECBの利上げ」
「ECBがタカ派姿勢」
「地政学リスク後退」
「エネルギー価格下落」
「ドイツ国債利回り上昇」
「ユーロ圏の経済指標改善」
【リスクオン・リスクオフでのユーロドルの考え方】
ユーロドルはリスクオフで売られ易いですが、リスクオンで買われるとは限りません。単純な好景気ならばユーロだけでなくドルも買われるからです。ユーロドルの上昇で重要なのは地政学リスク後退とエネルギー価格が安価になっている事です。ユーロは地政学リスクに敏感に反応して売られます。ユーロ圏はエネルギー資源を輸入する側であり、エネルギー価格高騰はユーロの売り材料です。一方でアメリカは地政学リスクに強く、潤沢な資源を保有しています。
【ユーロドル単一の分析に集中】
ユーロドルは取引量1位の通貨ペアであるが故に他の通貨ペアの値動きにつられて動く影響は小さく、基本的にユーロドル単一での分析でOKです。
他の通貨ペアの動きを見るとしたら、ドルを含まない通貨ペアの中では取引量1位のユーロポンドです。ユーロポンドは普段は値幅が小さい通貨ペアです。大きく動き出すとしたらユーロ又はポンドの非常に重要な取引材料が出た時です。その時はユーロポンドの値動きを考慮すべきですが、普段はユーロポンドのチャートをたまに見る程度に留めてユーロドルの分析に集中するのが良いでしょう。
【アンチドルの傾向の強さを確認】
アンチドルの傾向が弱まっている時にユーロがアンチドル前提での手法に固執すると、トレードが上手く行かなくなるリスクが高まります。弱まっている時はユーロドルの特徴である「トレンドが長く継続する」という傾向も弱まりがちであり、ユーロドルの持ち味を活かし難くなります。ユーロドルでトレードするならアンチドルの傾向が強くなっている時を狙うのがお勧めです。
アンチドルの傾向の強弱を見極める方法は【FXの観点から見た欧州連合(EU)及びユーロの特徴】の記事の【アンチドルという側面】の項目をご覧ください。
【ドルの情報を重視する】
ユーロはアンチドルという性質上、ユーロはドルが買われる際に最も売られ易く、ユーロの直接の売り材料が無くても他の通貨の売りより強めのユーロ売りが出るという特徴があります。
ドルとユーロのどちらの買い材料も強くて売り買いの判断が難しい場合はドル買いを優先するのがお勧めです。
【ユーロドルのトレンドの方向性と値幅を確認】
ユーロドルはトレンドが出易く、一方向への動きが長く継続する傾向があるので、逆張りは避けて明確な方向性が出るまで待ってから順張りで仕掛けるのが基本です。
欧州勢参入後からトレンドが出易く順張りが成功し易くなります。
欧州時間(夏時間15:00~21:00、冬時間16:00~22:00)
欧州の夏時間 3月最終日曜日~10月最終日曜日
トレンドの方向性が明確且つ値幅大きめの時を狙ってテクニカル分析を駆使してタイミングを測りながら順張りでエントリーしましょう。上手く流れに乗るコツは、押し戻りを待ってばかりではなく、ブレイクアウトでのエントリーを積極的に行う事です。ユーロドルは最もテクニカル分析が機能し易い通貨ペアであり、一方向への動きが長く継続する傾向が強い通貨ペアでもある為、ブレイクアウト手法と相性抜群です。
【ユーロドルの時間帯に応じたトレード方針】
【東京時間(9:00~15:00)】
円主導の相場であり、ユーロドルの直接取引は比較的少なめです。ユーロの大きな取引材料が出ていなければ、円売りによるドル円の上昇でユーロドルの下落、円買いによるドル円の下落でユーロドルの上昇という考えでドル円のチャートを見ながらのトレードがメインとなります。
東京時間のドル円がレンジ相場になり易いという都合上、ユーロドルもレンジ気味の動きとなり値幅は小さめです。
次の時間帯である欧州時間以降にトレンドが出る可能性が高い事を想定して、上位足の方向と同じ方向での押し目買い又は戻り売りでのエントリーを行い、読み通りトレンドが出たら利乗せして含み益を伸ばしていくのがお勧めです。
【欧州時間(夏時間15:00~21:00、冬時間16:00~22:00)】
ユーロドルが本格的に動き出す時間帯であり、この時間以降は基本的にユーロドルが最も取引量が多い通貨ペアとなり、世界中のトレーダーが主にユーロドルのチャートを見ながらトレードを行います。その為、テクニカル分析が非常に機能し易く、分析手段をテクニカルのみに絞っても通用し易くなります。
無論ファンダメンタルズも把握しておけば良いに越した事は無く、ユーロ圏の経済指標や要人発言も確認しましょう。特にユーロドルは「地政学リスクで売られ易い」「エネルギー資源の価格と逆相関」という点に敏感に反応します。
値幅の大きさはアメリカ時間に劣る事が多いですが、トレンドの方向性の分かり易さはこちらの方が上の事が多く、右往左往せずにトレンドフォローを励行するのがお勧めです。
【アメリカ時間(夏時間21:00~06:00、冬時間22:00~07:00)】
ユーロの値動きの活発さに加えてドルの値動きも活発になり、特にアメリカの重要度の高い経済指標発表時には大暴れする事があります。値幅の大きさ・トレンドの継続し易さ・テクニカル分析の機能し易さの全ての傾向が強く出る時間帯です。
経済指標や要人発言で急激に動いた時は直ぐに飛び付かずに揺り返しが起きた後に方向性が出てから順張りするのがお勧めです。揺り返しが起きた後に方向性が出るまでに掛かる時間は20分程度である事が多いです。
値ごろ感での逆張りは控えて飽くまで順張りでエントリーする事をお勧めします。
【重要度が特に高い経済指標】
【アメリカの経済指標】
「米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後政策金利発表」
「FOMC声明」
「FRB議長定例記者会見」
「個人消費支出(PCEデフレーター)」
「非農業部門雇用者数変化」
「失業率 」
【ユーロ圏の経済指標】
「消費者物価指数(HICP)」
「失業率 」
「欧州中央銀行(ECB)政策金利」
「欧州中央銀行(ECB)総裁定例記者会見」
#この記事は筆者(tetsuryu)の独自解釈であり内容の正確性を保証するものではありません。


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